Japanese Music Reviews

歴史の中で消費され、捨てられていく日本の音楽を紹介し、文化として再構築することの一助になれば

氷室京介

【氷室京介】全オリジナルアルバムランキング

氷室京介全オリジナルアルバムランキング はい、前回までで氷室京介の全オリジナルアルバムのご紹介が終わりましたが、今回は、これまでご紹介してきたアルバム12枚に順位をつけていきましょう。では12位からカウントダウン方式でいきます。 12位 I·DE·A(199…

【氷室京介】12 "B"ORDERLESS(2010)

12 "B"ORDERLESS 今回は、氷室京介12枚目のオリジナルアルバム、「"B"ORDERLESS」をご紹介します。2020年時点では、これが最後のアルバムになります。2016年のライヴ活動引退の6年前の作品ですが、氷室京介総決算という印象の作品になっています。 まず前半4…

【氷室京介】11 IN THE MOOD(2006)

11 IN THE MOOD(2006) 今回は、氷室京介11枚目のオリジナルアルバム、「IN THE MOOD」をご紹介します。前置きなしで単刀直入に言えば、このアルバム、前作「FOLLOW THE WIND」の路線を引き継ぎつつ、当時アメリカで流行っていたエモ系のバンドサウンド、ま…

【氷室京介】10 FOLLOW THE WIND(2003)

10 FOLLOW THE WIND(2003) 今回は、氷室京介10枚目のオリジナルアルバム、「FOLLW THE WIND」をご紹介します。10枚目という一つの区切りになるアルバムですが、その内容を見るに、今までの総括的なアルバムとも言えそうです。氷室京介が探し続けていたものの…

【氷室京介】09 beat haze odyssey(2000)

09 beat haze odyssey 今回は、氷室京介8枚目のオリジナルアルバム、beat haze odysseyをご紹介します。このアルバム、収録曲が7曲と少なく、ミニアルバムとみなされることもあるようですが、7曲で合計30分以上のボリュームがありますし、それこそレコ…

【氷室京介】08 MELLOW(2000)

08 MELLOW(2000) 今回は、氷室京介8枚目のオリジナルアルバム、MELLOWをご紹介します。MELLOW(メロウ)とは、その名のとおりメロディアスかつゆったりしたというイメージの言葉ですが、このアルバムのコンセプトのようなものになっています。ただ、タイトルが…

【氷室京介】07 I・DE・A(1997)

07 I・DE・A(1997) 今回は、氷室京介7枚目のオリジナルアルバム、I・DE・A(イデア)をご紹介したいと思います。本作の最大の特徴は、アメリカのギタリスト・スティーブ・スティーブンス(以下SS )との共作であることです。このアルバム以降、しばらくSS …

【氷室京介】06 MISSING PIECE(1996)

06 MISSING PIECE(1996) 今回は氷室京介6枚目のオリジナルアルバム、MISSING PIECE(ミッシング・ピース)をご紹介します。 このアルバムから、氷室京介ソロキャリアの中期と区分できる気がしています。その理由は、単に所属レーベルがEMIからポリドールに…

【氷室京介】05 SHAKE THE FAKE(1994)

SHAKE THE FAKE(1994) 今回は氷室京介5枚目のオリジナルアルバム、「FAKE THE SHAKE」 をご紹介したいと思います。このタイトル、偽物(FAKE)をふるいにかける(SHAKE)、という意味でしょうか?当時の氷室京介の気持ちが何となく垣間見える気がします。前…

【氷室京介】04 Memories of Blue(1993)

氷室京介、4枚目のオリジナルアルバム、Memories of Blue です。直訳すれば青の記憶たち、でしょうか。青とは青春と言い換えられますが、そういう青臭い感じは確かにあるかもしれません。このアルバムは氷室京介最大のヒット曲、KISS MEが収録されていて、こ…

【氷室京介】03 Higher Self(1991)

Higher Self(1991) 氷室京介、3枚目のオリジナルアルバム、Higher Self をご紹介しましょう。「FLOWERS for ALGERNON」、「NEO FASCIO」と続いて3枚目となりますが、まず一聴して感じるのは、サウンドプロダクションの変化でしょうか。1枚目はいかにも80…

【氷室京介】02 NEO FASCIO(1989)

02 NEO FASCIO(1989) 今回は氷室京介の2ndアルバム、NEO FASCIOをご紹介します。NEO FASCIO たぶんネオ・ファッショと読むんだと思いますが、イタリア語で「新しいファシズム」という意味じゃないかと思います。このアルバムは発売当時、氷室京介初のコンセ…

【氷室京介】01 FLOWERS for ALGERNON(1986)

FLOWERS for ALGERNON(1986) はい、今回から1日1枚ずつ、氷室京介のオリジナルアルバムをご紹介していきます。 第一弾は、氷室京介ソロの記念すべきファーストアルバム、FLOWERS FOR ALGERNONです。ダニエル・キイスの有名な小説「アルジャーノンに花束を…

【氷室京介】00 全オリジナルアルバムレビュー・ランキング

氷室京介の全オリジナルアルバムを一日一枚レビュー&最後にランキング付け!