Japanese Music Reviews

歴史の中で消費され、捨てられていく日本の音楽を紹介し、文化として再構築することの一助になれば

【氷室京介】00 全オリジナルアルバムレビュー・ランキング

氷室京介の曲は、1995年のシングル「STAY」で初めて知りましたね。その時はBOOWYの存在さえも全く知らなくて、単にかっこいい曲だな、と思いました。そのあと少しの間はシングルが出るたび追っていましたが、しっかりアルバムを聴きこんだりするようなことはありませんでした。そんな僕ですが、これからこのブログで氷室京介の全オリジナルアルバムをレビューしていきたいと思います。

 

1 なぜ、氷室京介

年齢によっては、氷室京介イコールBOOWYのボーカルという方も多いかもしれませんが、ソロのキャリアは1988年から始まり30年以上になるんですね。それでもBOOWYのアルバムについては語られることがあっても、氷室京介ソロの作品については語られることが少ない気がします。それだけBOOWYが偉大だったと言ってしまえばそれまでですが、当ブログの目的は、これまでの日本の音楽財産を再評価・再発見することなので、偉大なバンドのボーカルであった彼が、ソロとしてこれまでどのような作品を残してきたのか、今の耳で再検証しご紹介していきたいと思います。

 

2 全体の感想

 まず、いわゆる古き良き時代のロックンロールに忠実な人なんだな、というのが一つ。大体どのアルバムにも、オールドスクールのロックンロールが1曲入っているんですよね。それがすごく好印象でした。

 あと、歌詞が結構重要な人なんだな、というのが気づいて意外でしたね。大半の作詞は外部に依頼していて、松井五郎森雪之丞などが担当していますが、言葉のイメージ・雰囲気がこの人の音楽にはかなり重要なファクターなんだなと思いました。

 

3 これから

 氷室京介は2020年時点で12枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、それら全てをこれからレビューしていきます。1日1枚レビューして、12日かけてレビューが終わったら、最後にそれらのアルバムをランク付けして発表したいと思いますので、ご期待ください。